山小屋購入のプロセス~その2:不動産屋さんに何を聞く?
不動産屋さんにメールで問い合わせをする場合、以下の様なことを質問し、見学のステップに進むかどうかを判断しました。
- 現オーナーが売却する理由
「ライフスタイルの変化などにより、使用頻度が下がった」とか、「使っているが、元気な今のうちに売却したい」といった理由が多いように思います。これは、次の「利用状況」にも関連します。
- 利用状況:現状は利用中か空き屋か?不在の期間はどのくらいか?
空き家の期間が長いと、痛みが早いので、空き家の場合は不在期間を聞いておいた方が良いと思います。
- 建物内の物品の撤去は売主が行うか?
- 売主が不要で買主が欲しいものは、そのまま頂くことが出来るか?
現状渡しの場合ですと、不用品を買主が処理しなければならないので、手間と費用が掛かります。
- ごみの処理:別荘地で24時間OKか?自主管理か?
北杜市の場合、毎週日曜日(13時~16時)に各総合支所(大泉・高根・白州・明野)まで持って行けば、可燃ゴミ、不燃ゴミ、危険ゴミは処理してもらえるそうです。
- 周囲の環境:ソーラーパネルの設置、または設置予定はないか?
ソーラーパネルで定住者と設置者との間で訴訟中だったり、資産価格が急落することもあります。
中部横断自動車道の建築が着工されてしまうと、景観の問題や行政代執行による土地収用のリスクがあります。
- 別荘地の場合、管理費はいくらか?管理内容は?
別荘地によって、管理費や管理内容が大きく異なるため、確認をします。
- 上水の種類(公営上水道?井戸?私設?)
公営以外の場合には、利用料金や管理状況、定期的に水質検査をやってるかを確認します。
- 下水
単独浄化槽?合併浄化槽?地下浸透式?本下水?簡易水洗?浄化槽のサイズ、年間管理費の見込みなどを確認します。
- 複層ガラスかどうか?
標高1000mを超える場合に、冬も利用するのであれば複層ガラスが必須です。
- 物件までのアクセス道路に私道がないか?
私道がある場合、通行できなかったり、通行料金を請求される場合があります。
- 降雪時に、行政による除雪作業をどこまでやってくれるか?
家の前から除雪された道路までは、自分で雪かきをしなければなりません。
- 間取り、日当たり、傾斜、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)ではないか?
土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)は、災害リスクが高いので購入を控えたほうが良いです。
- リフォーム履歴、購入後にリフォームが必要な個所とリフォーム概算費用
ウッドデッキ、外壁、屋根、水回りなど、リフォームが必要かどうか、必要な場合の費用を確認します。
- 地デジ、インターネットのサービスエリア
場所によっては、電波障害のためCATVが必要なことがあります。平成23年8月1日時点での市内地上デジタル放送受信可能エリアは下記のオレンジ部分とのことです。
また、CATVにセットでインターネットサービスが付加出来たり、光ケーブルも普及しつつあるようです。
- 物件購入にかかる概算費用
購入までに必要な総額の概算を確認します。
このような確認を行い、見学するかどうかを決めます。
つづく・・・